Overriding-メイキング

Overridingメイキング第3回: Unityで音楽ゲームのレベルデザイン

こんにちは、Boltzです。

今回は、長大祭に出展する音楽ゲーム「Overriding」メイキング第3回ということで、レベルデザイン(譜面制作)の話をしていきます。

現在、ゲーム制作の方は少しのバグ取りを残す感じです。

システムの紹介などもこのブログやTwitterで行っていくので、
どうぞお楽しみに!

それでは本編です。

 


 

ゲームセンターではよく見るゲームでありながら、
いつ見ても威圧感を感じる筐体……。

7つのボタンを押す動作と1つの皿を回す動作(スクラッチ)を音楽に合わせて行うDJシミュレーションゲーム。

それは、BeatmaniaIIDXです。

 

大学も夏休みに入ろうとしていたとき、
私は初めてこのゲームで遊びました。

遊び始めたのはdjの達人になるためではなく、
Overridingの制作において大きな行き詰まりがあったからです。

それは「ノーツが流れてくるためのプログラムはできたものの、
譜面をどう書いていいのかわからない」というものでした。

 

市場でメジャーなゲームを知らなかったために、
どのような難易度調整をしていいか分からなかったのです。

 

そして、以前から私はある先入観を持っていました。

 

音楽ゲームを制作するなら、
ゲームセンターの王様といわんばかりの筐体の威圧感と、
圧倒的ボタン数を誇る(キーボードマニア?知らない子ですね……)
BeatmaniaIIDXはいつか遊ばなければならない、
というものです。

 

ということで、あの筐体に突撃しました。

 

初挑戦の結果はお察しです……。
7つの鍵盤と1つの皿が捌けるはずもなく、終始アワアワしてました。

ただ、ゲームそのものが面白かったという理由もあって、
上達のため、夏休みは週2のペースでゲームセンターに
通うようになりました。

少しプレイを続けて気づいたことは、
ビートマニアにはセオリーがあるということです。

例えば右手人差し指はこの鍵盤に乗せて、
親指はこの鍵盤で……スクラッチは小指でやればいい、
というように運指の方法がおおかた確立されています。

このセオリーに乗っかったプレイを続けていけば、
若干上達がみられました。

 

プレイを始めたのが9月半ばで、2ヶ月くらい経ったでしょうか。
最初はレベル1の譜面ですらクリアが難しかったのが、
レベル5を遊べるくらいにはなりました。

 

こうして市場で人気のゲームを継続して遊んできたことで
学ぶことがありました。

 

ひとつは、譜面の作り方です。

譜面をつくる上で、よく使われている音符の並べ方があります。

音楽に合わせてキーを左から右に順番に押させる
「階段押し」というものや、

2つのキーを交互に押させる
「トリル」といったものです。

また、特定のキーで打楽器パートを叩かせながら
残りのキーでメロディをなぞらせるといった譜面もありました。

また、UI(プレイヤーに見せる画面のこと)や
UX(プレイヤーにどのような体験をさせるか)に関しても
多くの発見がありました。

今回遊んだBeatmania IIDXに関して言うと、
オープニング画面でコインを投入した時に
大きな効果音が鳴ってゲームが開始することや、

インタラクティブミュージックの手法を使い、
プレイヤー認証~モード選択~曲選択と、
演奏画面に近づくにつれてBGMの楽器パートが
追加されていくことなどです。

 

といった感じで、市場でプレイされているメジャーなゲームはゲーム制作時に一度やっておくと、
とても得な思いをすると思います!

 

こうして、ゲームセンターで稼働しているゲームから学んだことを念頭に置いて、
譜面制作を進めることになりました。

 

少しでも「本物(?)の譜面を知っている!」という自信をつけておくと、
レベルデザインはかなり早いスピードで進みました!

 

夏休みの時間を使って譜面制作を進めることができ、
進捗はかなり進みました。
(同じ学部の友人でリズムゲームのプロが見つかり、
譜面制作を一部担当してもらったりもしました)

 

さて、今回で譜面制作の大半が終わり、演奏画面については完成しつつあります。……演奏画面については、です。

 

一般的なリズムゲームにはあと何画面存在するでしょうか。
オープニング, モードセレクト, 曲選択, リザルト……とたくさんありますね。

次回はこれらの画面をどうやって実装していったか、ということについて書いていこうと思います。

今回も少し言葉が出てきましたが「UIデザイン編」です。お楽しみに!!

 

今回メイキング記事で紹介しているゲーム「Overriding」は
長大祭ゲームセンターで遊ぶことができます!!

興味がある方はぜひ遊びに来てください!

 

2019/11/8 追記 / リズムゲーム制作本を作成します。

この度、当サークルはC97という同人誌即売会にて
「Unityで作るリズムゲーム」という本を頒布します!!

この本は、Unityでリズムゲームを制作する際のプログラミングや譜面制作、UIデザインについて読めばまるっとわかる本を目指して作っています!

内容は、基本的なリズムゲームの作り方に加え

・どうやってノーツの生成(レベルデザイン)を簡単にするか?
・BMSも読み方と作り方
・ソフラン(テンポ変化のある曲)にどうやって対応するか?
・実装はどうするのか
・UIデザインの考え方
・譜面制作のパターン
・付録「サンプルゲーム」と「Unityのプロジェクト」

ぜひ会場(火曜日南地区 “ユ “ 26a)でお買い求めください!

※今後の情報発信はこちらのTwitterアカウントをご覧ください

2020/1/1 追記 / 頒布を始めました!

この記事で紹介している本をboothで頒布開始しました!よろしくお願いします!

ダウンロード版
https://ecml.booth.pm/items/1739359

書籍版
https://ecml.booth.pm/items/1739286

(追記ここまで)