ブログリレー三日目(クニ木田)
文化祭があと何日かで始まるらしい。自分はここ二週間ちかく大学に行っていないため、もはや曜日感覚を失っている。この二週間、とにかく絵を描きまくった。自分の個性を殺すことを心がけて絵を描いていたけれど、自分の手癖、感覚はじっとりと自分にへばりつき、思うように絵がかけない。本当に気色悪い感覚である。私はデジタルで絵描いているが、デジタルには、絵を効率よく描くため、または優れた表現のための様々な手法が存在している。それを覚えるのも一苦労である。まあ、なんだかんだ描くことはきらいじゃないのでいいけど……..
長大が密かに文化祭をやっているとき、世間は衆議院の総選挙である。政権与党の自民党は、批判を常に食らっていた菅氏から、岸田氏にすり替えることで、自民党のイメージをロンダリングし、野党は「共闘」をかかげ、立憲共産党(おっと、これはまずいかな笑。正確には、立憲民主党が政権を取った際に、共産党とは閣外協力で一致)、れいわ、社民(こいつら、政党なん?)が共闘を掲げた。いまTwitterの政治界隈は大盛り上がりをみせ、左は右を、右は左を、自身の感情に基づいたヘイトを自分達とは違う思想を持つ人びとに日々ぶつけていて、中道は今回も下を向いている。左はいつのものことだが、今回右はいつもの選挙の様相とは違った一面を見せている。右、つまり、右翼(=いわゆる保守層)といってもさまざまな人々がおり、女系天皇に賛成か否か、原発に賛成か否か(ほかにも、夫婦別姓、LGBTs、積極財政か否かなど)など、なかには、リベラルじゃないかと思われるような考え方のひともいる。ある時点まで、広義で「日本の安全保障」を考える上で、彼らは団結し、安倍政権を支えたといっても過言ではない(日本の右傾化とも呼ばれる。ここは個人の考え方)。では、ある時点とは一体何か、それは昨年の「米大統領選挙」である。この時、日本の保守層は、安倍氏とも蜜月であり、中国にも強気であったトランプ氏を、強く支持していた。だが、彼が敗れ、バイデン氏が当選すると、保守層、とりわけ熱心に情報を発信していた保守層の一部が「陰謀論」を唱えたのである(これは、同様にアメリカでもおこり、どちらかというと、日本もその影響を受けた形である)。この陰謀論は客観的にみると、実に陰謀論らしい陰謀論で、もはやエンタメに近いものであったが、私よりもはるかに賢いとされる人々はこの多くの陰謀論を信仰した(高須院長や百田尚樹など)。もちろん、保守層にも。理性的にものごとを見極めようとするひともいたが、彼らは、「陰謀論」を信仰する人々によって相当な攻撃を食らった。保守分裂の瞬間である。ちなみにこのときの、陰謀論を信仰し、ネットの真偽定かではない情報をうのみにして左派はもちろん、一定のラインで協力関係であった同じ保守層の人を攻撃する右翼を「限界右翼」という。由来は、ついに超えてはならない一線を越えた右翼だからとか笑。(米大統領選挙で、実質敗北した彼らの次の依り代は、高市氏であり、攻撃の対象はそれまで攻撃対象ではなかった河野氏であった。)
この限界右翼のような側面を持つ人々は、もちろん最近な思想でいうと、フェミニズム、ビーガン、LGBTs、ポリコレ、古典だと、宗教や政治思想など、さまざまな局面で見かける。彼らの共通点は、二つある。一つ目は情弱である、あるいは自ら情弱になろうとする点(端的にいうと、自分の知りたくない情報を意図的にシャットアウトすること)。二つ目は、一つ目とはつながるのだが、異なる意見を封殺し、その意見を圧殺しようとする点である。……おなかすいたので書くのやめます。続きは来年書きます。バイバイ