音楽ゲーム制作をやっています その2: 連載を始めます
こんにちは、Boltz です。
今年入ってくれた新入生が書いてくれたブログが先週更新されました!
九大祭から感じるものは個人的にも数多くあったのですが、
部員もそれぞれ多くのことを感じ取っているようで嬉しいです。
さて、今回からはOverridingの制作過程をブログに複数回に分けて連載していこうかと考えています。
この企画は5月の新入生向けプログラム講座が終わったくらいから進めていて、
個人的に学ぶことも多かったのでこの際纏めてネットに公開していきます。
Overridingとは、Unityという個人利用可能なゲームエンジンで制作したPC用音ゲーです。
6レーンそれぞれに1つのボタンが対応しており、音楽に合わせてタイミングよくボタンを押すことによってスコアを獲得します。
制作過程を連載しようと思ったのは、個人的に需要があるのではないかと思ったからです。
Unityで音ゲーを制作するにあたって、最初はUnityでゲーム制作すらしたことがありませんでした。
そのため、とにかく情報が欲しかったこともあり、
「Unity 音ゲー」などをキーワードにたくさんGoogle先生に問い合わせてみていました。
残念ながら、先生はUnityの音ゲー制作に対する体系的な情報をあまり下さらなかったので、
ほぼすべての音ゲー制作過程をまとめることに多少の需要があるのではないかと思っています。
また、サークルのブログで連載する意味もあると考えています。
経済マルチメディア研究会はゲーム制作をするサークルだと銘打っています。
この記事を通して、普段の活動とゲーム制作の大まかな流れを知ってもらえればよいと思っています。
ということで、この連載のターゲット層は以下の通りです。
・何かゲームを新しく作ってみたいという気持ちの方
・個人レベルの小・中規模のゲーム開発に興味がある方
初めてのゲーム制作体験記でいろいろなエピソードを書いているので楽しめます!
・音ゲーが好きで、制作の過程も見てみたい方
途中でBeatmaniaシリーズにハマった話・音ゲーをヒントにプログラミングを進めた話をするので、興味深いかも…!
・今から音ゲーをUnityで組んでみたい方
(完全ではないですが)プログラム面のアルゴリズムの話や、音ゲー制作で必要になりそうなプロジェクト管理の話をするので面白いかもしれません!
・サークルへの加入を希望してくれている方
ホームページのお問い合わせ欄からいますぐメールを!その後読み進めても遅くないですよ
連載初回にあたり、自己紹介から入っていきます。
このゲーム制作において、私は以下の役割を担いました。
- ディレクター: ゲームの原案を書き、制作の進行をする。スケジュール管理もする。
- プランナー: 細かなゲームの仕様を決定する。ゲームを面白くするアイデアを出して組み合わせる。
- レベルデザイナー: ゲームの難易度などを通して、プレイヤーの体験を設計する。このゲームでは譜面制作などを主にする。
- UIデザイナー: メニューや演奏画面などのレイアウト設計を通して、ゲームの世界観やプレイヤーの体験を形作る。
- プログラマー: 思い描いた案を実際にコンピュータにわかる形に翻訳して、コンピュータやゲームエンジンに伝える。
- 広報: 完成したゲームの存在をターゲット層に効果的に伝える。ゲームをさらに魅力的に見せる。
レベルデザイナーは3人でやったのですが、それ以外の役については1人でやりました。
これらの役割の体験を中心に、必要に応じて2Dのイラストを描いてくれた人や作曲してくれた人を召喚しつつ連載していけたらと思います。
筆者はどんな状況から音ゲー制作を開始したかというと、
本プロジェクト開始時点(5月)C言語(苦しんで覚えるC言語を流し読みした程度)と
C#(書籍「Unityで覚えるC#」を半分くらい読んだ程度)について少しの知識を有していました。
Unityについては「はじめてのUnity」のRoll-a-Ballとシューティングをつくりました。
つまり、Unityのチュートリアルはやったものの実際の制作はやったことのない状態でした。
この状態からどうやってゲームを組んできたのかなどを書いていけたらと思います。
では今回はこのあたりで、また次回お会いしましょう。